Mac版Keynoteで写真をトリミング(切り抜き)する方法

  • 2014年7月4日
  • 2022年7月17日
  • Keynote
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本記事ではMac版Keynoteで写真や画像をトリミング(切り抜き)する方法を解説します。

別のツールでトリミングした写真や画像をKeynoteのスライドに追加する方法とあわせて4つをご紹介するのでよければ参考にしてください。

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①Keynoteに挿入した写真を好きな図形でトリミングする方法

1つめは写真をKeynote上で図形の形にトリミングする方法です。

▲まずはスライドの上に写真を挿入します。(写真引用元:ぱくたそ

【関連記事】MacのプレゼンソフトKeynoteの基本的な使い方まとめ

 

▲次に画面上のメニューバーから「フォーマット」>「イメージ」>「図形でマスク」と進みます。

トリミング用の図形が数種類表示されるので好きな形を選んでください。

【選択できる図形】

  • 四角形
  • 角丸四角形
  • 三角形
  • 直角三角形
  • 矢印
  • 双方向矢印
  • ひし形
  • 吹き出し
  • コールアウト
  • 星形
  • 多角形

今回は「楕円」を選択してみます。

 

▲図形を選択するとスライドの上でサイズや形の調整ができるようになります。

 

▲図形のサイズや形だけでなく写真も動かしながらバランスを整えてください。

うまく調整できたら「終了」をクリックします。

 

▲これで完成です。

 

▲試しに「星形」と「吹き出し」も作ってみました。

ハートマークがあれば良いんですけど、無いんですよね。今後のアップデートに期待です。

 

この機能のメリット・デメリット

メリット


・キーノート上で簡単に写真をトリミングできる

・数種類の中から好きな図形を選べる

デメリット


・被写体のみをトリミングできない(背景が残る)

被写体の形に切り抜きたい方は以下のツールがおすすめです。

 

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②iPhoneで写真の背景を削除(被写体をトリミング)してKeynoteに追加する方法

2つめはiPhoneであらかじめトリミングした写真や画像をKeynoteに追加する方法です。

iPhoneにはiOS 16から被写体の背景を自動削除する機能が追加されているので簡単にトリミングすることができます。

iPhoneでトリミングした写真
トリミング方法がわからない方は「iPhoneで写真の背景を削除(被写体をトリミング)する方法」を参考にしてください。

 

トリミングが終わったらAirDropや有線ケーブルを使って写真をMacに移します。

▲次にその画像を開いて「command」+「A」キーで選択し、「command」+「C」キーでコピーします。

 

▲あとはKeynoteのスライド上で「command」+「V」キーを押せば画像が追加されます。

 

この方法のメリット・デメリット

メリット


・iPhoneで簡単に写真をトリミングできる

デメリット


・うまくトリミングできないことがある

iPhoneで写真をうまくトリミングできない場合は以下のツールもおすすめです。

 

③デザインツール「Canva」で自動トリミングしてKeynoteに追加する方法

3つめはデザインツール「Canva」(キャンバ)であらかじめトリミングした写真をKeynoteに追加する方法です。

 

記事執筆者つっつん
管理人
つっつん
Canvaはデザインの専門知識がなくてもオシャレな画像が作れるツールです。
YouTubeやブログ、インスタ、TikTokなどで広く使われています

 

もはや最近のオシャレな画像や動画はすべて「Canva」で作られている…と言っても過言ではない超人気デザインツールですが、単純に写真の背景をAIで自動切り抜きすることもできます。

ただし自動切り抜きは有料プランのユーザーしか使えません。自動切り抜き機能が使いたいだけなら30日間の無料トライアルが用意されているのでそちらを無料で利用することをお勧めします。(途中解約可)

以下では切り抜きのやり方をご紹介します。

この先はCanvaのアカウントを取得し、有料プラン(30日間の無料トライアル)に加入していることが前提となります。
ご利用の方は「Canva Pro」からアカウントを作成してください。(無料トライアルでもクレジットカード等の決済方法を登録する必要があります)

▲Canvaにはアプリもありますが、こちらはWebブラウザの画面です。

まずは画面右上の「デザインを作成」をクリックします。

 

▲次に「写真を編集」をクリックします。

そのままPCに保存している写真を選んで開いてください。

 

▲写真を開いたら「写真を編集」をクリックします。

 

▲画像をクリックして全体が選択された状態で「画像を編集」をクリックします。

 

▲続いて「背景リムーバ」をクリックします。

 

▲無事にトイプードルの背景が削除されました。

今回は一発でキレイにトリミングできましたが、複雑な画像の場合は一部の背景が残ったり、反対に被写体の一部まで削除されてしまうことがあります。

その場合は復元ブラシや削除ブラシツールを使って手動で画像を整える必要があります。

作業が終わったら「適用」をクリックしてください。

 

▲「共有」>「ダウンロード」の順にクリックします。

 

▲「透過背景」にチェックを入れて「ダウンロード」をクリックします。

ファイルの種類も選べますが、PNGのままでOKです。

 

▲PCにダウンロードされた写真ファイルを開いて「command」+「A」で選択します。

選択できたら「command」+「C」でコピーします。

 

▲コピーした画像を「command」+「V」でKeynoteのスライドに貼り付ければ完了です。

 

Canvaのメリット・デメリット

メリット


・一瞬で背景を削除できる
・大きいサイズにも対応
・Canvaの機能でオシャレな画像や動画が誰でも簡単に作れる

デメリット


・背景の削除機能は有料プランに入る必要がある

記事執筆者つっつん
管理人
つっつん
デザイン系の知識がない方がYouTubeやインスタにオシャレな画像を投稿するならテンプレートが豊富なCanvaは必須だったりします。

\ 30日間無料トライアル /

 

こちらをクリックするとCanva Proの30日間無料トライアルを解約する手順が開きます
以下はPC版での解約手順となります。

▲まずは歯車アイコンをクリックします。

▲次に「支払いとプラン」をクリックします。

▲次に「…」マークをクリックします。

▲次に「トライアルをキャンセル」をクリックします。

▲次に「キャンセルを続行」をクリックします。

▲次に、キャンセルの理由を選んで「キャンセルを続行」をクリックします。

▲次に、解約の理由を入力して「送信」をクリックします。

▲最後にもう一度「支払いとプラン」に戻り、「トライアルは〇〇にキャンセルされます」と表示されていることが確認できれば解約完了です。

 

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④背景削除ツール「remove.bg」で自動トリミングしてKeynoteに追加する方法

4つめは画像トリミング専用サイトであらかじめトリミングした写真をKeynoteに追加する方法です。

remove.bg」というサイトを利用します。

こちらのサイトは記事執筆時、切り抜いた画像を商用利用しなければ利用料金は無料で会員登録も必要ありません。

ただし無料版では画像サイズが最大0.25メガピクセル(例:625x400px)までとなっています。

▲使い方はシンプルです。

まずは目的の写真を「remove.bg」の画面上にアップロードします。

アップロードは「画像をアップロード」をクリックして写真を選択する方法と、ファイルをそのまま「removebg」の画面上にドラッグ&ドロップする方法があります。

 

▲アップロードするとAIが自動的に被写体をトリミング(背景を削除)します。

複雑な写真の場合はうまく背景を削除できない場合があります。その際は「編集」>「削除 / 復元」と進み、微調整する必要があります。

完成したら「ダウンロード」をクリックして保存します。

 

▲保存したファイルを開き、「command」+「A」で選択します。

選択できたら「command」+「C」でコピーします。

 

▲Keynoteを開き、「command」+「V」でスライドに貼り付ければ完了です。

 

「remove.bg」のメリット・デメリット

メリット


・一瞬で背景を削除できる
・無料で使える

デメリット


・無料版は商用利用不可で大きいサイズに非対応

まとめ

被写体を図形の形に切り抜くならKeynoteのデフォルト機能で大丈夫ですが、背景を完全に削除するなら「iPhone」のデフォルト機能や「Canva」「remove.bg」といったツールが便利です。

iPhoneでうまくトリミングできない場合はツールを使う手段もあります。商用利用せずに小さいサイズの写真で良ければ「remove.bg」の無料版で十分です。大きいサイズで商用利用もでき、背景の切り抜き以外にも豊富なテンプレートを使ってオシャレな画像が作りたいならCanvaの有料プランがおすすめです。

以上、「Mac版Keynoteで写真をトリミング(切り抜き)する方法」でした!

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