iPhoneの急速充電は何が必要?対応機種は?YesNoチャートで確認

iPhoneを急速充電するために必要なものが質問に「はい」「いいえ」と答えるだけで簡単に分かるツール(YesNoチャート)を作ってみました。
- 今使っているiPhoneを急速充電するために何を買い足せば良いのか分からない
- おすすめの充電器が知りたい
このような方はぜひツールをご活用ください。
\ツールを使う前に/
【最低限知っておきたいiPhoneの急速充電に必要なもの3点】
- 急速充電に対応しているiPhone(iPhone 8以降)
- 18W出力以上または20W出力以上のPD対応USB-C充電器
- USB-C to ライトニングケーブル
- PD対応とは?(クリックで説明表示)
- PDとはPower Delivery(パワーデリバリー)という給電規格の略称です。
PDに対応した充電器は従来の充電器よりも大きな電力供給が可能です。
- USB-Cとは?(クリックで説明表示)
- USB-Cとは端子の形が上下左右対象のUSB規格です。
端子の向きを考えず接続機器に差し込むことができるため、USB-AやmicroUSBなどのように向きを間違えることはありません。
(左)USB-C to ライトニングケーブル (右)USB-Cポート搭載充電器
将来的にiPhone本体の充電ポートはライトニングからUSB-Cに変わるものと思われますが、現時点でiPhoneを急速充電するためには「USB-C to ライトニングケーブル」が必要です。
YesNoチャート
- Q1
- あなたが使っているのは iPhone 8 / iPhone 8 Plus / iPhone X 以降の機種ですか?
( iPhone 8 / 8 Plus / Xも含む)

iPhone 13/12は今までの充電器を使える?
新しいiPhoneを購入した方は今まで使っていた充電器がそのまま使えるのかどうか気になると思います。
結論から言うと、使えます!
ひと昔前の5WのApple純正充電器(手のひらサイズの小さなサイコロみたいな形の充電器)でも最新のiPhoneを充電することは可能です。
ただしそこには下記の2つの注意点があります。
- 通常充電しかできない
- USBライトニングケーブルが必要
iPhoneはiPhone 8シリーズ以降から急速充電に対応していますが、18W出力または20W出力以上の充電器でなければ急速充電することはできません。
たとえば従来の5W出力の充電器をiPhone 12の充電に使うとなると、満充電までに3時間以上かかってしまいます。(20W急速充電器を使えば1時間45分くらいです)

また、iPhone 13シリーズやiPhone 12シリーズ、iPhone 11シリーズ、iPhone SE(第2世代)、iPhone SE(第3世代)には「USB-C to ライトニングケーブル」がデフォルトで付属されています。もし5Wの充電器をそのまま使うなら付属の「USB-C to ライトニングケーブル」は使用できないため、ひと昔前の「USBライトニングケーブル」を用意する必要があります。
充電時間が遅くても気にならない方は従来の5W充電器とUSBライトニングケーブルをお使いください。急速充電に興味のある方は上のYesNoチャートを使って必要なものをご確認ください。
【2022年3月更新】急速充電に対応しているiPhone一覧
急速充電に対応しているiPhoneは下記のとおりです。
iPhone 7以前の機種は非対応なので急速充電器を購入する際はご注意ください。
- iPhone SE (第3世代)
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone ⅩR
- iPhone ⅩS Max
- iPhone ⅩS
- iPhone Ⅹ
- iPhone 8 Plus
- iPhone 8
それぞれの発売年月などを知りたい方は「歴代iPhoneスペック比較一覧表」をご確認ください。
iPad ProやMacBook Proの充電もできるUSB PD対応充電器がおすすめ
iPhoneの急速充電だけが目的の場合は20W出力に対応したUSB PD対応の充電器を購入すれば十分ですが、たとえば iPad Pro(2018年モデル以降)やMacBook Air(2018年モデル以降)をお持ちの方は30W出力以上、13インチMacBook Pro(2016年モデル以降)をお持ちの方は61W出力以上、16インチMacBook Pro(2019年モデル)をお持ちの方は96W出力以上の充電器を購入することでそれらのデバイスも充電することが可能となります。(下表参照)
20W出力の充電器に比べると価格は上がりますが、いくつも充電器を所持する必要がなくなるためオススメです。
その他の給電規格としてQC(Quick Charge)などの表示もありますが、AppleのiPhone(iPhone 8以降)はUSB PD対応の充電器とUSB-C to ライトニングケーブルを使うことで急速充電することができます。
各種ノート型Macbookの急速充電に必要な最適W数は下表をご確認ください。(2022年5月17日時点)
最適出力数(W数) | モデル |
29W | 12インチ MacBook(2015年モデル〜最終の2017年モデルまで) |
30W | 12インチ MacBook(2015年モデル〜最終の2017年モデルまで)/ MacBook Air(2018年以降に発売されたモデル) |
61W | 13インチ MacBook Pro (2016年以降に発売されたモデル) |
67W | 14インチ MacBook Pro (2021年に発売された8コアCPU / 14コアGPUのM1 Proチップ搭載モデル) |
87W | 15インチ MacBook Pro (2016年以降に発売されたモデル) |
96W | ・16インチ MacBook Pro (2019年に発売されたモデル)
・14インチ MacBook Pro (2021年に発売された10コアCPU / 14コアGPU以上のM1 ProまたはM1 Maxチップ搭載モデル) |
140W | 16インチ MacBook Pro (2021年に発売されたモデル) |
▼これ1つで全部OK!今おすすめの最大100W出力急速充電器!(140Wの16インチMacBook Pro2021は除く)
↑この充電器には100W対応の充電ケーブル(たとえばAnker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル)も別途必要です。