WWDC2016の開催を間近に控えているAppleが、AppStoreの大幅アップデートを発表した。
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アップデートの実施は今秋を予定しているようである。
アプリ開発者の取り分比率変更
アプリ開発者の売上げは、有料アプリの販売や無料アプリの広告、アプリ内課金の他に、音楽配信などの月額課金制アプリによる収益があるが、Appleの発表では月額課金の取り分比率を変更するとのこと。
具体的には、アプリリリース初年度のみ30%分がAppleに徴収され、2年目以降の徴収は15%に引き下げされるようだ。
つまり、開発者の収益が2年目から85%にまで引き上げられるということになる。
さらに、月額アプリでの価格を200段階まで細分化し、より柔軟な価格設定ができるように改善するとのこと。
AppStoreでの検索機能改善と検索連動型広告
AppStoreでのアプリの検索機能改善も発表されている。
具体的には、おすすめの画面で既に取得しているアプリを表示させないようにしたり、カテゴリー表示を復活させるなどの改善が行われる模様。
また、検索したキーワードをもとに広告を検索結果画面に表示させる機能を導入するようだ。
これにより開発者は、自身のアプリを有料で検索結果の上位に表示させることが可能となる。これはGoogle AdWordsによるリスティング広告をイメージしてもらえれば分かりやすいのではないか。
なお、広告は1画面につき1枠だけ表示されるようになるとのこと。
その他にはアプリの審査時間短縮があるが、この変更は既に実施されていることが明らかとなっている。