Facebookはカルフォルニア州サンフランシスコで開催された「F8開発者会議」において、同社のアプリケーション「Messenger」のチャットボットプラットフォーム「bots on Messenger」などを発表した。
ユーザーはチャット感覚で予約や注文ができる
このプラットフォームでは、企業が顧客とのコミュニケーションを「structured messages(構造化されたメッセージ)」によって自動返信することができるようになる。
企業側としては、顧客からの質問や相談、お店の予約状況の確認などへの回答が24時間いつでも行えるのだ。
また、プラットフォーム導入のコストは低いため、これまで人海戦術にかかっていた人件費の削減を期待できるだろう。
我々顧客側としては、Facebookの「Messengerアプリ」を利用して容易にチャット感覚でお店側と必要なコミュニケーションがとれるようになる。営業時間外などで繋がるかどうかも分からない電話や、店員との会話のストレスを軽減できるのも魅力のひとつである。
なお、注意すべき点としては現段階で決済機能をサポートしていないことだが、同機能が搭載される日もそう遠くはないと思われる。
チャットボットプラットフォームによる今後の企業活動が一変する可能性は高いかもしれない。
その他「Facebook Live API」「アカウントキット」「引用付きシェア」など
その他にも「F8開発者会議」では、
Facebook Liveを利用したいデベロッパーにAPIの公開や、
サードパーティー製アプリにFacebookアカウントだけでなく、電話番号またはメールアドレスを使ってサインインできるようにする「アカウントキット」、
アプリやウェブサイトで閲覧したコンテンツから、特定の文章などを引用してFacebookの友達とシェアできる「引用付きシェア」機能、
当ブログにも各記事の下に設置してあるPocketボタンのように、記事や動画などを保存して後からどの端末でも読むことができるようにする「保存ボタン」、
360度撮影可能な3Dカメラ「Facebook Surround 360」の開発などが発表された。
source:techcrunch , newsroom