現在、ソフトバンクからは「データ定額パック・小容量(1)」というプランを4月以降にスタートすることが発表されており、auもデータ通信の上限を1GBとするデータ定額パックを新設する予定があることを明らかにしている。
これに続き、docomoからも1GBパックが新設されるのはほぼ確定的といえる。
【追記】ドコモは1GBプラン導入せず、家族割拡充で1人5千円以下に
1GBパックとは?
1GBパックとは、簡単に言えばあまりインターネットを使わない人向けのプランである。携帯でインターネットをするとデータ通信量が発生するが、1GBプランとは毎月1GBまでデータ通信ができるデータパックなのだ。
料金については現時点で具体的に発表されているソフトバンクのものを見てみよう。
▲「データ定額パック・小容量(1)」には「スマ放題ライトプラン」が適用できる予定だが、その組み合わせでいけば料金は4,900円で済む。
ちなみに、「スマ放題ライトプラン」というのは、docomoの「カケホーダイライトプラン」、auの「スーパーカケホ」にあたるプランである。
また、12日に行われたauの新モデル発表会ではauユーザーにおいて月額使用量が1GB程度で済む人の割合が発表された。(10代で2%、20代で4.5%、30代で10.7%、40代で14.7%、50代で19.5%、60代で24.8%)
割合を見ると年齢層が高くなるにつれ、データ通信量が少ない1GBパックにも需要があることがわかる。逆に見れば、10代、20代の若者にはそれほど需要はないと思われる。
1GBで気をつけたいこと
1GBパック適用にあたり気をつけたいことは、通信量超過による通信速度制限である。たった1GBでは毎日通信する人ならすぐに超過してしまうだろう。
速度制限がかかってしまうと、その速度を元に戻すためには1GBあたり1,000円の料金を支払わなければならない。あまり使い過ぎると、かえってこれまでより高くなってしまったというケースも十分に考えられる。
利用者は今の自分が毎月どれくらの通信量を使っているのかを確認して使用状況にあったプランを検討してみてほしい。
【関連】損しないように!1GBプランでは毎月割引の適用なし(←au、ソフトバンクの人)
スマ放題ライトが適用される疑問
先述したように、ソフトバンクの「データ定額パック・小容量(1)」には「スマ放題ライト」が適用可能なのだが、そこでひとつ疑問が浮かぶ。それは「スマ放題ライト」を適用させるにはデータ定額パック(標準以上)への加入が必要だからだ。
標準以上というのは5GB以上ということになる。つまり、現時点で2GBパックでは「スマ放題ライト」は適用されない。
今後、2GBパック(3,500円)にも「スマ放題ライト」が適用されるようになるのかはわからないが、適用されれば料金もさほど変わらないため、1GB(2,900円)よりも安全に2GBパック(3,500円)を選ぶ人の方が増えるのではないか。
僕自身も現在はauの2GBパックを契約中であるため、今後の動きを見ながら検討を進めたいと思う。
source:Softbank