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本記事ではオープンイヤー型(開放型)の完全ワイヤレスイヤホン「TRUEFREE O1」をレビューします。
TRUEFREEは日本でも名の知れたSOUNDPEATSのサブブランド。SOUNDPEATSのイヤホンは当サイトで何度もレビューしていますが、コスパの良さでは右に出るブランドはないと言っても過言ではないイヤホンの老舗ブランドです。おのずと「TRUEFREE O1」への期待も高まりますね。
[製品提供元:TRUEFREE]
オープンイヤー型・開放型・ながら聴きイヤホン・耳掛け式イヤホン「TRUEFREE O1」のデザイン
まずはデザインを見ていきます。
こちらはパッケージの表面と裏面です。
もちろん技適マーク付き。日本でも安心して使うことができます。
内容物は下記の3点です。
- 本体(イヤホンはケースの中)
- USB-C to USB-Aケーブル
- 日本語対応の取扱説明書(PDFでも確認できます)
ケースの色はグレー。手触りはマットな質感。
サイズ感は厚みのある固形石鹸という印象ですね。
充電用USB-C端子は後ろ側にあります。
ケースの内部やイヤホンの一部に光沢があります。
チープと感じる人もいれば高級感があると感じる人もいると思いますが、筆者はカッコイイと思います。
イヤホン本体にはTRUEFREEのロゴが入っています。
これも好き嫌いが分かれるところだと思いますが、筆者は良いと思います。
イヤホンの内側。
「L」「R」が刻印されているので左右を間違える心配はありません。
ケースには3つのインジケータが付いています。ペアリング時や充電時に点灯または点滅します。
また、イヤホンにも左右それぞれにインジケータがあり、ペアリング時や充電中、再生一時停止中などにランプが点灯または点滅します。
次はTRUEFREE O1をオススメしたい人とオススメではない人を解説します。
TRUEFREE O1 をオススメしたい人・オススメではない人
TRUEFREE O1 がオススメな人・オススメではない人は下記のとおりです。
TRUEFREE O1をオススメしたい人
- 格安(5千円台)で高コスパのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンが欲しい方
- 専用アプリで音質をカスタマイズできるワイヤレスイヤホンが欲しい方
- 外でのランニング・ウォーキング中に安全に「ながら聴き」がしたい方
- 軽くて着け心地の良いワイヤレスイヤホンが欲しい方
- 2つの端末に同時接続できるマルチポイント対応のワイヤレスイヤホンが欲しい方
- カナル型イヤホンで耳が痛くなったり痒くなったりしやすい方
- 左右独立タイプのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンが欲しい方
TRUEFREE O1がオススメではない人
- 図書館やバスなど、イヤホンからの音漏れが気になる場所で音楽を聴く機会が多い方
- ポケットに入れて持ち運びたい方
それぞれ詳しく説明します。
■TRUEFREE O1 をオススメしたい人
■格安(5千円台)で高コスパのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンが欲しい方にオススメ
TRUEFREE O1の価格は記事執筆時で5,380円(税込)ですが、5千円台のイヤホンとは思えないほど高機能です。
下表が主なスペックとなります。
TRUEFREE O1のスペック
音質 | 16.2mmダイナミックドライバー搭載、低音補強アルゴリズム、空気伝導 |
機能 | Bluetooth 5.3、60ms低遅延ゲームモード、マルチポイント機能 (アプリ操作)、ENCノイズキャンセリング |
再生時間 | 最大45時間 |
防水性 | IPX7 |
操作 | タッチコントロール、ボイスアシスタントサポート |
接続 | Bluetooth 5.3 |
コーデック | AAC/SBC , LDAC(非公式) |
保証 | 1年保証 |
■専用アプリで音質をカスタマイズできるワイヤレスイヤホンが欲しい方にオススメ
TRUEFREE O1には専用アプリが提供されています。
専用アプリダウンロード↓
アプリではイヤホン本体の機能のコントロールができるほか、音質を自分好みにカスタマイズすることができます。
音質のカスタマイズはイコライザーによる微調整だけでなく、用意された数種類の音質メニューから好みの音質にワンタップで切り替えることが可能です。
■外でのランニング・ウォーキング中に安全に「ながら聴き」がしたい方にオススメ
TRUEFREE O1はオープンイヤー型(開放型)のワイヤレスイヤホンで、耳を完全に塞がない形状をしています。
「耳掛け式イヤホン」や「ながら聴きイヤホン」と言われることもありますが、耳の穴を塞がないため外部の音を遮断することなく使用でき、危険の伴う外でのランニングやウォーキングに適しています。
筆者もランニングとウォーキングで使用してみましたが、近くを走る車の音がしっかりと聴こえてくるので安全に運動することができました。
車が近くを走ると音楽がかき消されてしまいますが、外で安全に運動するためには周囲の状況を把握することが重要なのでそこは割り切る必要があります。
■軽くて着け心地の良いワイヤレスイヤホンが欲しい方にオススメ
TRUEFREE O1の重量は左右合わせて11gと軽量です。
しかも耳の穴を塞がないからストレスフリー。ランニング中に落ちていないか心配になるほど装着感がありません。
ちなみに筆者は1週間ほど使用してみましたが、ランニング中に自然に落ちたことは1度もありません。試しに頭を上下左右に思いきり振ってみましたが、それでも落ちることはなかったので自然に落ちることはほぼ無いと考えて良いでしょう。耳に引っ掛けるというより載せているだけに近いのに落ちないのは不思議です。
ただし構造上、下から物理的な力が加わると簡単に外れるので手が下から当たらないように注意が必要です。
■2つのデバイスに同時接続できるマルチポイント対応のワイヤレスイヤホンが欲しい方にオススメ
TRUEFREE O1は専用アプリを使って2つのデバイスに同時接続することができます。
筆者はMacとiPhoneを同時接続してみましたが、デバイス間の切り替えも1〜2秒程度とスムーズでした。
■カナル型イヤホンで耳が痛くなったり痒くなったりしやすい方にオススメ
耳の穴に差し込むタイプのカナル型イヤホンで耳が痛くなったり痒くなったという経験はありませんか?
そのような方にはTRUEFREE O1をオススメします。
TRUEFREE O1はオープンイヤー型なので耳の中が痛くなったり痒くなったりすることがほぼありません。耳を塞がないので蒸れが軽減され、長時間でも快適に使用することができます。
■左右独立タイプのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンが欲しい方
オープンイヤー型ワイヤレスイヤホンには左右がネックバンドで繋がった左右一体型の商品もありますが、TRUEFREE O1は左右独立型です。
左右一体型イヤホンは紛失しづらかったりイヤホンを使わないときは首にかけておけるというメリットがありますが、左右のイヤホンを単独で使用(充電)できないというデメリットもあります。
左右独立型のほうが自分の用途に合うと思う方はぜひTRUEFREE O1を検討してみてください。
■TRUEFREE O1 がオススメではない人
■図書館やバスなど、イヤホンからの音漏れが気になる場所で音楽を聴く機会が多い方
TRUEFREE O1はオープンイヤー型という特性上、カナル型等に比べると音漏れしやすい傾向にあります。
もちろん個々の製品や設計により漏れる音の大きさは異なりますが、やはり普通の形状のイヤホンに比べると音漏れは発生しやすいです。
そのため公共の場や静かな場所、混雑した交通機関やオフィスで音楽を聴く機会の多い方は注意が必要です。(音量を絞ったりイコライザーの設定を行うことで漏れる音を最小限に抑えることは可能です。片耳だけ装着して使う方法も効果的です)
■ポケットに入れて持ち運びたい方
TRUEFREE O1はケースのサイズがやや大きいので服によってはポケットに入らないかもしれません。角が丸みを帯びているので出し入れはしやすそうですけどね。
ちなみにサイズは、縦が約7.2cm、横が約9.2cm、厚さが約3.4cm。
身長178cmの筆者が手に持つとこんな感じです。
TRUEFREE O1の音質
音質については主観的な評価となりますが、個人的にはバランスのとれた音質だと思います。16.2mmの大口径ドライバーユニットと低音補強アルゴリズムを搭載しているためか低音がほどよく効いてロックやEDMが聴きやすいと感じました。
また、前述したとおりTRUEFREE O1はアプリで音質のコントロールができます。デフォルトの音質が好みの音質ではなかった場合でもある程度の調整ができるため初めて買う人でもそこまで当たり外れ(合う合わない)の心配をする必要がありません。とても5千円台とは思えないコスパのイヤホンです。
TRUEFREE O1の機能
再生時間は最大45時間
TRUEFREE O1はイヤホン単体で最大10時間、充電ケースまで含めると最大45時間の連続再生が可能です。
充電時間は付属のUSB-C to USB-Aケーブルを使って約2時間となっています。
マルチポイント対応
TRUEFREE O1は2つのデバイスに同時接続できるマルチポイントに対応しています。
一方のデバイスからもう一方のデバイスへの切替速度は筆者がMacとiPhoneで試したところ1〜2秒くらいでした。
また、マルチポイントは1度設定しておくだけで次からはその2台と自動的にペアリングします。(アプリでマルチポイントをオンにしておく必要あり)
よく使用するデバイスを2つ設定しておけば、片方のデバイスで音楽を聴いているときにもう片方に着信があった場合などに便利です。
ENCノイズキャンセリング
TRUEFREE O1はENCノイズキャンセリング機能も搭載されています。
これにより外部の騒音を効果的にカットして騒々しい環境でも通話品質をクリアに保つことができます。
防水性
TRUEFREE O1はIPX7の防水性能を持ち、運動中の汗や突然の雨にも安心して使用できます。
60ms低遅延ゲームモード
TRUEFREE O1には「60ms低遅延ゲームモード」が搭載されています。
ゲームモードへの切り替えは左のイヤホンを3回タップ、または専用アプリから可能です。
筆者はスマホゲームでよく遊ぶので試しにPUBGモバイルで試してみましたが、特に問題なくプレイできました。ただし、全く違和感がないかと言われたらそういうことはなく、(ほんの僅かですが)遅延は感じます。なので大会等での使用はさすが難しいですが、普段友達と楽しく遊ぶ程度なら充分使えると思います。
TRUEFREE O1の操作性
操作方法は下表のとおりです。
L側 | R側 | |
1タップ | 音量を下げる | 音量を上げる |
2タップ | 再生/一時停止 電話を受ける/切る | 再生/一時停止 電話を受ける/切る |
3タップ | ゲームモードのオン/オフ | 音声アシスタント(Siri/Google)を起動 |
長押し(1.5秒) | 前の曲を再生 通話切り替え 着信拒否 手動で電源オン | 次の曲を再生 通話切り替え 着信拒否 手動で電源オン |
長押し(10秒) | 手動で電源オフ |
操作性は非常に高いと感じました。
TRUEFREE O1はタッチ感度がとても良く、軽くタッチしただけで反応します。反応速度も速いため音量調節や曲送り・曲戻し、再生・一時停止もスムーズに行えます。
また、専用アプリを使えばイヤホンのタッチコントロールを無効にすることも可能です。イヤホンの誤タップが気になる方は無効にしてスマホから直接操作すると良いでしょう。
TRUEFREE O1の接続安定性
TRUEFREE O1はBluetooth5.3に対応していて接続は安定しています。
試しにスマホを部屋に置いたまま隣の部屋に移動してみましたが、切断されることはありませんでした。
コーデック
コーデックはAAC/SBCに対応しています。また非公式ですがAndroidではLDACに対応との情報があります。
保証
TRUEFREE O1は購入後も安心して使用できるようアフターサポートを提供しています。
不明な点や質問がある場合はAmazonで [アカウントサービス] > [注文履歴] > [販売元] > [質問する] から質問することが可能です。
また、1年間の保証も付いてきます。万が一初期不良が発生した場合は迅速に交換または返品/返金の対応を行うとのことです。これは安心ですね。
まとめ
TRUEFREE O1はとにかくコスパの良いオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンでした。
ケースがやや大きめですが、音質がカスタマイズできてマルチポイントに対応、装着感が良く、Bluetooth5.3で接続安定性もあります。さらにケースと合わせて最大45時間もの長時間再生ができ、防水機能やENCノイズキャンセリングも搭載され、1年間の保証付き。おまけに低遅延ゲームモードも搭載されて5千円台は純粋にすごいと思います。
耳を塞がない(完全に覆わない)イヤホンは近年新たなスタンダードになりつつあります。そしてTRUEFREE O1はこれからオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンデビューされる方にとって最適な1機と言っても過言ではないと筆者は思います。
耳を塞がないイヤホンの購入を考えている方はぜひ検討してみてください。
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