全宅連および全宅保証が昨年9月23日の不動産の日に実施した「住宅の居住志向および購買等に関する意識調査」のアンケート結果を発表した。
調査は日本国内全域の20歳以上の男女を対象にインターネットで実施。不動産の購買傾向や「持家派」か「賃貸派」か、といった調査が行われている。
あなたは持家派?賃貸派?それぞれのメリット
「持家派」か「賃貸派」か、の調査結果は以下のとおり。
- 持家派:74.5%
- 賃貸派:25.5%
調査結果では持家派と答えた人の割合が全体の7割以上を占めているものの、一昨年の調査と比較すると6.4%マイナスという結果となった。
一方、賃貸派と答えた人の割合は一昨年から増え、25.5%に推移している。
それぞれの回答理由は以下のとおり。
【持ち家のメリット】「持家派」と答えた人の理由(1位〜6位)
- 1位:家賃を支払い続けるのが無駄に思えるから
- 2位:落ち着きたいから
- 3位:持家を資産と考えているから
- 4位:老後の住まいが心配だから
- 5位:賃貸は何かと(近隣や使い方)気を遣うことが多いから
- 6位:マイホームを持つことが夢だから
アンケート結果から持ち家は、賃貸の家賃支払いを住宅ローンに充てられることや1つの拠点に落ち着いて安心できること、使い方に気を遣わなくて良いこと、マイホームを持つという夢を叶えられることなどが一般的にメリットとして考えられているようだ。
【賃貸のメリット】「賃貸派」と答えた人の理由(1位〜6位)
- 1位:税金が大変だから
- 2位:住宅ローンに縛られたくないから
- 3位:天災時に家を所有していることがリスクになると思うから
- 4位:仕事等(転勤・転職・退職など)の都合で引越しする可能性があるから
- 5位:家族構成の変化で引越しする可能性があるから
- 6位:相続する予定の家があるから
賃貸派は持ち家を購入することによって発生する税金や負債をデメリットと捉えている人が多く、また拠点を固定することで身動きが取りづらくなることを懸念している人が多い。
つまり賃貸は税金や住宅ローンの支払いに縛られないこと、天災時や転勤などで身動きがとりやすいことが一般的にメリットとして考えられているようだ。
まとめ
どの理由も一理あると思うが、あなたはどちら派だろうか。
なお、この調査結果はアンケートの一部で、全宅連・全宅保証が公開している資料には今の不動産が買い時だと思うか思わないかや、住宅を購入または借りるときのポイントなども掲載されている。
興味のある方は以下のサイトから2020年調査結果をご覧あれ。