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本記事ではモバイルバッテリーやUSB充電器などで有名な RAVPower(ラブパワー)のPD対応 61W 急速充電器「RP-PC112」をレビューする。
61WのUSB-C急速充電器があれば iPhoneや iPadはもちろん、一部のノート型MacBookを急速充電することもできる。
ノート型MacBookまで充電できる急速充電器をお探しの方はご参考にどうぞ!
RAVPower 61W USB-C 急速充電器 RP-PC112 レビュー
まずは各種ノート型Macbookの急速充電に必要な最適W数を確認しておきたい。(2021年2月時点)
最適出力数(W数) | モデル |
29W | 12インチ MacBook(2015年モデル〜最終の2017年モデルまで) |
30W | 12インチ MacBook(2015年モデル〜最終の2017年モデルまで)/ MacBook Air(2018年以降に発売されたモデル) |
61W | 13インチ MacBook Pro (2016年以降に発売されたモデル) |
87W | 15インチ MacBook Pro (2016年以降に発売されたモデル) |
96W | 16インチ MacBook Pro (2019年に発売されたモデル) |
表のとおり、本記事でレビューするRAVPower 61W USB-C 急速充電器では「13インチ MacBook Pro」まで急速充電可能となっている。(1.8時間でフル充電)
ちなみに、本来87W必要な15インチ MacBook Proを61W USB-C 急速充電器で充電できなくはないが、充電速度が遅かったりMacを使いながらだとじわじわバッテリー残量が減っていく現象が起きる可能性がある。きちんと最適W数を確認して購入するよう気をつけてほしい。
この商品を買った理由
続いて、筆者がこの商品を買った理由は下記のとおり。
- iPhone、iPad Pro、13インチMacBook Proに対応した新しいPD対応急速充電器が欲しかったから
- GaN (窒化ガリウム) が採用されたコンパクトサイズの急速充電器が欲しかったから
iPhoneを充電する目的だけで充電器を購入する方は以下の項目に注意してほしい。
iPhone用に急速充電器を購入するときの注意点(2021年2月時点)
- 急速充電に対応しているのは「iPhone 8 / 8 Plus」以降の機種。(iPhone 8 / 8 Plusも含む)
- 「iPhone 11 Pro / 11 Pro Max」には最初から18W出力の電源アダプタが付属されてあるため別途急速充電器を購入する必要はない。(2020年9月まではiPhone 11にも18Wアダプタが付属されていた)
- 「iPhone SE(第2世代)」と「iPhone XR」は2020年10月から5Wの充電器が同梱されなくなった。「USB-C to Lighteningケーブル」のみが付属されているため急速充電器のみの購入でOK。
- 「iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max」は「USB-C toライトニングケーブル」のみが付属されてある。そのため購入するのは充電器のみでOK。
- iPad (第8世代) と iPad Air (第4世代) には20Wの電源アダプタが付属されてある。また、11インチiPad Pro、11インチiPad Pro(第2世代)、12.9インチiPad Pro(第3世代)、12.9インチiPad Pro(第4世代) には18W電源アダプタが付属されてあるため、この6台のいずれかを持っているならiPhoneの充電にも使いまわせるため新たに充電器を購入する必要はない。
- 上表のMacbook(29W〜96W)を持っているならその充電器をiPhoneの急速充電に使いまわせるため新たに充電器を購入する必要はない。ただしiPhoneの充電には「USB-C to ライトニングケーブル」が必要。
ちなみにiPhone専用の充電器として個人的におすすめの製品は「Anker PowerPort III Nano 20W」です。
開封
ここからは開封の様子をお伝えする。
↓よければ動画(声なし)もご参考にどうぞ!
▲こちらはRAVPower 61W USB-C 急速充電器 RP-PC112のパッケージ写真。
▲こちらは内容物一式。
取扱説明書は日本語に対応している。
▲こちらが充電器本体。
シンプルだがRAVPowerのロゴが際立つオシャレなデザインだ。
▲USB-Cポートは1つのみ。
筆者の環境ではiPhoneをワイヤレス充電できるため有線ケーブルで同時充電する機会は少ないと判断して1ポートタイプを選んだ。
2ポート欲しい方は上位モデルの「RAVPower Type C 急速充電器 90W」をチェックしてほしい。
▲プラグは折りたたみ式。
充電器を持ち歩く機会の多い方には嬉しい仕様である。
▲Apple純正の5W充電アダプタと比較。
5Wアダプタのほうが小さいのは当たり前だが、差はこの程度。さすがはGaN採用で世界最小・最軽量クラスの61W充電器だ。
ちなみにMacbook付属の純正充電器と比べてもおよそ50%ほど小型化されている。
サイズと重量は下表のとおり。
サイズ | 4.9 x 4.9 x 3 cm |
重さ | 約105 g(みかん1個程度) |
RAVPower 61W USB-C 急速充電器 RP-PC112の電圧を計測
▲電圧も計測してみた。
計測に使ったデバイスはiPhone 8 Plus。バッテリー残量は1%〜10%で計測した。
結果は13.62W。iPhone側が要求した電圧は約13.59W(9.18V×1.48A)で、あらかたその通りの電力が供給されていた。
(※ RP-PC112の出力:5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A, 20.3V/3A)
RAVPower 61W USB-C 急速充電器 RP-PC112 レビューまとめ
本記事のとくに重要な箇所は以下のとおり。
購入を検討される方はご参考にどうぞ!
- RAVPower 61W USB-C 急速充電器は「iPhone(iPhone 8以降)」「iPad Pro(2017年以降)」「iPad Air (第4世代)」はもちろんのこと、「13インチ MacBook Pro(2016年以降)」まで急速充電可能。
- GaN(窒化ガリウム)が採用され小型化・高効率化されている。耐久性が高く、発熱も少ない。
- USB-Cポートは1つのみ。
- 折りたたみ式プラグ。
- iPhoneの急速充電だけが目的の人は18Wや20Wタイプで十分。(iPhoneにお勧めの急速充電器→Anker PowerPort III Nano 20W)
↓記事で紹介した充電器
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