5G対応のiPhone、2020年にも発売されない?部品調達に苦戦

Appleの5G対応 iPhoneは一体いつ発売されるのだろうか。

一時は今年の発売が期待されていたが、先月Intelのネットワークプラットフォーム事業部長であるサンドラ・リビエラ氏が2020年まで一般消費者向けのスマートフォン用5Gモデムチップは出荷しないという発言をしている。

Appleは5Gモデムチップの調達にIntelを頼っており難しい立場にあるが、証券会社カウエンによれば、状況を打開する選択肢は4つ考えられるという。

1つめの選択肢は「5G競争の1年半後に他社より遅れてミリ波に対応しないIntel製の下位モデムを搭載する」こと。

2つめの選択肢は「ライバルのSamsungから5Gモデムを調達する」こと。

3つめの選択肢は「特許紛争中のQualcommと和解し、同社製モデムを採用する」こと。

4つめの選択肢は「Intelのモデム事業を買収する」こと。

ただ、これらの選択肢はどれも理想的とは言えない。4つめの選択肢に関しては合理的だが、コストが高くつく上、解決にも時間がかかるため2020年後半の発売というスケジュールでも非常に難しいだろうとの見方をカウエンは示している。

【追記】Apple、Qualcommと全面的に和解(2019/4/17)

[Source:Bloomberg]