「iOS10」が正式にリリースされたが、すでにアップデートは済ませただろうか。
今回の記事では「iOS10」の数ある新機能の中から、とりあえずはじめに最低限これだけは知っておきたいという新機能を6つだけご紹介する。
忙しくてまだアップデートしていない人は、とりあえずこれだけでも先に読んでおくと良いでしょう。
①ロック画面の表示
「iOS10」ではデスクなどに置いてあるiPhoneを持ち上げて手前に傾けるだけで画面が点灯してロック画面が表示される。
これまでのように、ホームボタンを1回押して点灯表示させる必要はない。
ただし、この機能が使えるのは「iPhone7」「iPhone7 Plus」「iPhoneSE」「iPhone6s」「iPhone6s Plus」のみとなる。
もしこの機能を停止させたい場合は、「設定」>「画面表示と明るさ」と進み、「手前に傾けてスリープ解除」をオフにすれば解除される。
②パスコード入力によるロック解除
パスコード入力によるロック解除の際、これまではホームボタンを1回押して画面を点灯させ、ロック画面を右にスライドさせてからパスコードを入力していたが「iOS10」では右にスライドではなく、ホームボタンを押すことでパスコードの入力画面に移動する。
その際、Touch ID機能が有効になっていれば指紋が認証されてロックが解除される。(うまく認証されなければパスコード入力画面へ移動する)
ホームボタンを物理的に押さずに従来どおり指を軽く置いただけでロックを解除したい人は、「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「ホームボタン」と進み、「指を当てて開く」をオンにすればOKだ。
ちなみに、ロック画面のまま右にスライドするとヴィジェットが表示され、左にスライドするとカメラが起動する。
ロック状態なのにヴィジェットが見えてしまうのに抵抗がある人は、「設定」>「Touch IDとパスコード」と進み、“ロック中にアクセスを許可”というセクション内にある「今日の表示」をオフにしておこう。
③コントロールセンターの表示変更
画面を一番下から上部にスワイプさせたときに表示されるコントロールセンターの表示がカード型に変更されている。
カードはコントロールセンターを左右にスワイプさせれば変更することができる。
今までは画面の明るさを調節するレバーと音楽の音量を調節するレバーが同じ画面にあって分かりづらかったが、「iOS10」では別々のカードに表示されて見やすくなった。
④使っていない純正アプリを非表示に
これまでは、ほとんどの人が全然使わない純正アプリを画面の見えない場所に移動させていたと思うが、「iOS10」では非表示にすることができる。
やり方はアプリを削除するときと同じように、アプリを長押しして「×」をタップし「取り除く」を選択すればOKだ。
ちなみに、一旦非表示にした純正アプリはApp Storeから再ダウンロードができる。
⑤ベッドタイム
「ベッドタイム」とは、純正の「時計」アプリに追加された新機能である。
この機能は、同じく純正の「ヘルスケアアプリ」と連動していて、自分の睡眠を管理、分析することが可能となる。
最初にいくつかの設定が必要なため、興味がある人は「iOS10」にアップデートした後、時間があるときに試してみるといいでしょう。
⑥Safariで開いているタブをいっきに閉じる
「iOS10」では、Safariで開いている複数のタブをまとめていっきに閉じることができる。
やり方は、画面右下のタブアイコンを長押しして「◯◯個のタブを閉じる」をタップするだけ。
Safariのタブはいつの間にかたくさん開き過ぎてしまうのでいっきに閉じる機能は助かる。
また、Appleは「iOS10のヒントとコツ」というページを公開している。
上記でご紹介した6つの機能だけでなく様々な機能を便利に使うためのコツが公開されているので、時間のある人はそちらもご参考にどうぞ。