スマホ向けゲームアプリ「ポケモンGO」を開発・運営するナイアンティックは、SankeiBizの取材に応じ、今後の方針について地域で格差がある問題の解消とポケモンを利用者同士で交換できるトレード機能を追加する考えを明らかにした。
地方と都市部ではポケストップやポケモンの数に格差がある
地域の格差とは、具体的に言うとポケストップの数と、出現するポケモンの数が都市部と地方で大きく違う点が挙げられる。
例えば、筆者は地方組のプレイヤーだが、自宅周辺にポケモンが出現しても肝心のモンスターボールが不足しているためポケモンを捕獲することができない。
ポケストップにモンスターボールを取りに行きたくても1時間近く歩かなければならないのが現状である。それでようやく1つのポケストップにたどり着けるレベルだ。
それに比べ、都市部にはポケストップが豊富にあるため、ちょっとした空き時間や移動時間に次々とアイテムやポケモンを捕獲することが可能である。
また、地方組にとっては、お盆に都市部から帰省したレベルの高いポケモンユーザーが占領したポケモンジムを奪還するのにも労力が必要となる。
このままでは、力の差をまざまざと見せつけられた地方組のユーザーが次々とゲームをやめてしまうことが懸念される。
その点、ポケモンの宇都宮崇人専務執行役員は「地域で格差がある問題を解決したい」と強調してコメントしたという。
ポケモンを交換できる新機能についても、準備に時間がかかる可能性はあるが「できるだけ早期に実現できるように取り組みたい」と強調したとのこと。
今後は、地方にもポケストップやジムの数が増えたり、地方のポケストップで1度に獲得できるアイテム数を増やすなどの改善を期待したい。
source:SankeiBiz