突然ですが、あなたは自宅のトイレがつまって流れなくなってしまった経験はありませんか?
僕は学生のときに何度かありますが、はじめて詰まったときってけっこう絶望的ですよね…
そこで今回は、元住宅管理会社勤務の僕がイザというときにどう対応すれば良いのかを自分の経験をもとにお伝えします。
ウンが良くてトイレ詰まりの経験をしたことがない方もいるかもしれませんが、明日は我が身です。
使える豆知識もありますのでぜひチェックしておいてください。
トイレつまりの必需品、ラバーカップ!
トイレのつまりを自分で解消する際に僕が一番おすすめする道具は「ラバーカップ」です。
ラバーカップとは、俗に言う「トイレのスッポン」ですね。
ラバーカップは事が起きてから用意するよりも、できれば先に購入しておきたい道具です。
「もしトイレが詰まってもマンションの管理会社に来てもらうからいいよ」という方もいますが、休日や時間外で頼りの管理会社が対応してくれないかもしれません。対応してくれても今すぐ飛んで来てくれるわけではありませんので便意を催してしまっては大変です。
それに、一人暮らしの女性は他人にトイレの詰まりを直してもらうのは恥ずかしいものがありますよね。
だからラバーカップを用意して、できるだけ自分でなんとかしてみましょう。
以下ではラバーカップと合わせて使うと効果が上がるものを2つご紹介します。
①「ラバーカップ+秘密の道具」で詰まりを解消【経験談】
ラバーカップを使ってみたものの、うまく詰まりが解消されないことがあります。
そんなときは下記の方法も試してみてください。
これは僕が住宅管理会社に勤めていたときに自ら編み出した方法なんですが、実はラバーカップを使う際に、ある秘密の道具を一緒に使うことによってかなりの確率で詰まりを解消できます。
その秘密の道具とは・・・ずばり『パイプ洗浄液』です!
洗浄剤ではなく、洗浄液のほうです。ホームセンターなどで黄色い容器のものが売ってありますよね?アレです。
使い方は、トイレの水が溜まる部分に通常通りの量の液体を流し込みます。(つまりがヒドイならもっと多めに)
そしてそのまま15分ほど放置します。
15分経過したら、ラバーカップでカパカパしてみましょう。
パイプ洗浄液の効果も合わさって詰まりが解消されやすくなっているはずです。
ちなみに、カパカパするのはただガムシャラに何度も高速でやってもダメです! 言葉で説明するのは難しいですが、排水溝にラバーカップをゆっくりと密着させて、グググッ……と下に押しこんだら、素早く引きます。(排水溝からラバーカップが離れるほど大きく引き上げなくても大丈夫です。密着状態は維持したままで。)
これを何度か繰り返し、詰まりをうまく引き上げることができればその瞬間に開通します。
「ゴゴゴゴーッ、ジャーーーッ!!」
この音が聞こえれば、見事歓喜の瞬間です!
流れた瞬間はほんとに気持ち良いですよ!
また、誤って水を流すと汚水が溢れてしまうためタンクの近くにある止水栓を閉めてから行ってください。手でまわせるハンドルが無い止水栓の場合はマイナスドライバーで右回りにまわすと閉まります。(止水栓を閉めてもタンク内には水が入っているため絶対に流さないように気をつけましょう)
しかし、パイプ洗浄液では通常トイレの詰まりの原因となる紙などを分解することはできないとされています。
これは僕の推測ですが、もしかすると薬剤によって排水管の汚れやヌメリが落ちやすくなったところにラバーカップで水圧をかけていたことが上手くいっていた要因なのかもしれません。
洗浄液本体裏面にもトイレ詰まりの原因となる紙などは分解できないと記載されていますので使用する際は自己責任でよろしくお願いします。
②お湯を流す
パイプ洗浄液が家にない場合は便器にお湯を流してみましょう。トイレットペーパーが詰まっている場合はお湯で溶けやすくなります。
ちなみにお湯と言っても、熱湯はNGです。便器は陶器なので熱湯を流すと傷んでしまいます。
お湯を流したら30分〜1時間ほど放置して、再度ラバーカップを使ってみましょう。
パイプ洗浄液とラバーカップを揃えておこう
店頭でラバーカップを買うのが恥ずかしい方はAmazonや楽天で購入すると良いです。
今詰まっているわけではないのなら、もしものときの為に事前に備えておきましょう!
恥ずかしいけど大丈夫、業者はあなたのことを…
上記の方法でも開通できないときは、料金はかかりますが潔く業者さんに頼りましょう。
アパートやマンションにお住まいであれば管理会社が対応してくれるかもしれませんのでまずは問い合わせてみるといいでしょう。
その際はおそらく「管理会社のスタッフ(もしくは大家さん)が来て対応」→「直らなければ改めて専門業者を手配」という流れになるかと思います。
それでは遅い、お金がかかっても良いから一刻も早く一発で直してほしいという人は最初からプロに直接自分で依頼するほうが速いです。
ちなみに、僕は住宅管理会社のスタッフとして何十件ものトイレのつまりを直してきましたが、正直言って誰1人としてお客さんの名前も顔も覚えていません。このような仕事はたんたんと作業をこなして次の現場に向かうだけですからね。
ですから、女性はとくに恥ずかしいかもしれませんが、その人とは一生会うことのない他人だと思ってさっさと問い合わせましょう!
なお、下記の業者はトイレのつまりだけでなく水回りのトラブル全般に全国対応してくれます。
失敗する可能性のある管理会社のスタッフではなく最初からプロに直接依頼したい方は利用されることをおすすめします。
それでは、幸ウンを祈ってます!